2010年5月17日月曜日

グリーン・ゾーン

先週と同じく、シャッター・アイランドかアリス・イン・ワンダーランドを見るつもりが、時間が合わずグリーン・ゾーンをかみさんとレイトショーで鑑賞。
時間が遅いこともあって観る前から眠気が...。

イラク占領直後のアメリカ軍がいくら探しても出てこない大量破壊兵器。現場でその情報源に疑問に感じたミラー(マット・デイモン)が、その裏側にある陰謀を暴くという物語。
戦争の大義であった大量破壊兵器は無かったというのがもちろん現実だったのだけど、それを正面きってアメリカで制作したのは勇気が必要だったのかもしれないが、映画自体は予告などを見ればわかるけど重苦しい告発系の社会派映画ではなくアクションエンタテイメントだし、日本人の私から見れば手ぬるい感じもする(監督はあえてエンターテイメントにしたらしいけど)。

ハートロッカーもそうだったけど、冒頭から戦場の緊張感とかがすごく伝わってきて、イラクの元幹部らの密会現場に踏み込むところまでは、とても緊張感があって良かったが、その後は、こんな行動を軍人として取って良いの?とか、なんでミラーはここまで命がけで行動してるの?とか、感情移入がしにくくなって、後半の展開には逆に緊張感がなくなってしまったように感じた。おかげで後半、また眠さが戻ってきて...。
マット・デイモンやボーンシリーズも元々あまり興味がないので期待はしてなかったのだけど、思ったような内容にちょっと拍子抜けした。

途中、国に対する熱い心を持ったイラク人のフレディとの絡みがきっと物語を面白くするのかと思ったけど、結局マット・デイモンの一人舞台な展開でガッカリした。まあ、最後までフィレディは関わってくるけど、なんかご都合的に絡ませた感が強くて...。
同じように、現地の人とアメリカ人と協力して問題を解決するという中東を扱った映画だと「キングダム 見えざる敵」のほうが遥かに面白かったし、アメリカと中東の関係の難しさなども感じられる社会派な内容でとても良かった。

この監督はドキュメンタリー出身らしく、カメラも思いっきり揺れまくりのドキュメンタリー風に撮影しているけど、こういうアクション大作にはあんまり相性良くない気もした。
「ユナイテッド93」くらいの内容だととても良かったんだけど...。でもあの映画も、だから何?的な気持ちは残ったなぁ。うーむ、自分はこの監督とは相性悪そうだ。

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